なんと今回は、雪の結晶を写真にとらえる事に、成功した!!
理科の教科書では、見た事のあった雪の結晶だが、実際にこんなにしっかり見たのは、初めてだった。 上の写真は、このカメラバックに舞い降りて来た雪の結晶を、マクロレンズ(近くまでよって撮る事のできるレンズ)で、最大倍率で撮影後トリミングしたもの。当然ながらも、雪の結晶はとても小さい。 新たなる作品の撮影後、スタジオからカメラの機材を、ゴロゴロと転がしていると、カメラバックにふわ〜と雪の粒が舞い降りた。気温は、-20℃近い。 カメラバックに落ちて来た、その雪の粒をよく見てみると、なんと結晶ではないか!?結晶が見える!!東京では、仮に雪が降っても、道路や、ものにあたるとすぐに、とけてしまって結晶など見る事はできない。少なくとも、僕のが行く事のある長野や新潟でも、ここまで雪が結晶のまま留まっている様子は、見た事がなかった。 これは、写真に撮るしかない!と、寒さなど忘れ、反射的にカメラをカメラバックから取り出し、瞬間的に標準レンズを取り外し、マクロレンズに付け替える。そして、三脚をがっちりとセットする。極寒の中一人、極小の”雪の結晶”をいかに、大きく撮れるかということに、集中する僕。 誰かが、近くを通って「何してんの?」と、聞いて来ても気にする事なく、そのままカメラのファインダーをのぞき、この小さな物体必死にピントを合わせていた。 しかし!突然そのときは、やって来た。シャッターボタンをいくら押しても、シャッターが落ちない!!ついに、この寒さに負けてしまった。Canon EOS 1Ds、、、、、。さらに、それは寒さでバッテリーが弱ったのではく、何かがおかしい。カメラ上部の液晶ディスプレーは、きちんと表示されているが、カメラ後部の液晶が消えてしまっている。しかも、電源が切れない。 仕方なく、撮影を一時中断。近くの建物に、避難し取り合えすカメラを暖めてみた。そうして、しばらくすると、息を吹き返した 愛用の1Dsだった。 そうやって、この雪の結晶を写真に収めることに、成功した。苦労と感動の一枚だった。 ▼この記事が気に入ったら!ここをクリック。
by photo_pppp
| 2005-12-09 13:39
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